小さな後悔から始まったこと
はじめまして。
「相続・終活のトリセツ」にお越しくださり、ありがとうございます。
このブログは、親の老い、実家の片づけ、相続手続き――そして心の整理……。
――そんな私自身の経験から生まれました。
「もっと早く知っていれば……。」
「この選択で本当に良かったのだろうか……。」
そんなふうに思うことは、今でもたびたびあります。
その後、思いがけず相続の相談窓口で働くことになりました。
毎日のように、多くの方が相談に訪れます。
皆さん、老後や相続に関する悩みや不安を抱えています。
同じようなテーマでも、置かれている状況は一人ひとり違います。
だからこそ、
「後悔や迷いを少しでも減らせますように……。」
「私と同じように後から悶々とすることがないように……。」
そんな思いで、日々相談業務に向き合っています。
人生の終わりを見つめて、いまを生きる
ちょうど父が亡くなった頃、開催されていたホドラー展で以下の言葉に出会いました。
「人間には死が迫るからこそ、われわれの生は跳躍し、それぞれに異なる『リズム』をもつのだ」
「死」は誰にとっても避けられない現実です。
だからこそ、いかに生きるか、どのように人と関わるかが問われる。
この言葉は、そんな確信を、私の中に静かに根づかせてくれました。
このブログでは、以下のようなテーマを中心に、等身大の言葉で綴っていきます。
- 相続や終活の基本的な知識
- 家の片づけや財産整理の現実的な工夫
- 家族との会話のヒントや心の持ち方
- いずれ訪れる自分の命の終わりを見据えて今を生き切るための終活
いずれにしても、根っこにあるのは、
「自分の人生のしまい方を、できるかぎり自分の意思で考えたい。」という願いです。
このブログが、自分らしい人生のリズムを取り戻すきっかけになればうれしく思います。